家事・育児を分担してやりたい。
分担割合などを知りたい。
そんな方に向けて、家事・育児の分担方法や割合について紹介します。
結論(分担のポイント)
- 家事・育児の全体像を把握する。
- お互いの仕事状況を把握する。
- 家事・育児の得意・不得意分野を洗い出す。
- スリム化できる家事・育児はないか検討する。
- お互いの認識を統一する。
- 分担を決める。
- 相手に言われる前に積極的にやる。
- 業務の効率化により残業などを減らし、家事・育児の時間確保に努める。
- できないからと放置せず、スキルアップに努める。
- 何か気になる点があれば、都度話し合う。
結婚・子育ての中で避けては通れないのが、「家事・育児の分担」についてです。
理想は夫婦お互いが協力して、不満もなくスムーズにこなすことですよね。
しかし現実的には、どちらか一方に負担が偏っているケースも少なくないと思います。
家事・育児が分担できない理由
- 仕事が忙しい。
- 家事・育児の得意・不得意がある。
だからといって、妻(夫)に押し付けてばかりいると、「なぜ自分ばかりがこなさないといけないのか。」といった不満が溜まってしまい、毎日を気分よく過ごせないかもしれないですし、喧嘩になってしまうかもしれません。
そこで当記事では、家事育児の分担の方法や分担割合などについて紹介します。
- 家事・育児の分担がうまくいかない理由
- 分担のポイント
- 分担割合の決め方
家事・育児の分担がうまくいかない理由
- お互いの認識に食い違いがある。
- 仕事が忙しい。
- 家事・育児のスキル不足。
- 日々の小さな不満が積み重なっている。
お互いの認識の食い違い
例えば、洗濯についての夫婦間の認識が以下であった場合、妻と夫で洗濯の方法に違いが出てしまっています。
洗濯についての認識
- 妻:洗濯する際は裏返った洋服は元に戻し、デリケートな服は洗濯ネットに入れて洗う。洗濯後、洋服を伸ばしてから乾燥機にかける。
- 夫:洗濯機に全ての洗濯物を入れて、乾燥までかけてしまう。
夫が洗濯した場合、妻側から「きちんと洗濯できていない!」と言われてしまう可能性もありますよね。
そうならないよう、夫婦間で認識を統一しておく必要があります。
仕事が忙しい
仕事が忙しいと家事・育児の時間が取れなくなってしまい、相手に負担をかけてしまう可能性があります。
対策としては、以下が考えられます。
対策例
- 業務効率化などにより残業時間を減らす。
- 便利家電を導入し、家事・育児の負担を軽減する。
家事・育児のスキル不足
そもそも家事・育児に慣れていないと、分担したとしても上手くこなせない可能性が高いです。
普段から積極的に家事・育児に参加し、スキルアップしていく必要があります。
日々の小さな不満の積み重ね
名もなき家事などにありがちですが、家事・育児を相手に任せ続けた結果、それが日々積み重なり、相手の不満が爆発するといったケースです。
普段から「家事・育児は二人で行うもの。」という認識を持って、ちょっとした家事・育児でも積極的にこなしていく必要があります。
なお、名もなき家事について以下の記事で紹介していますので、よければ参考にしてみてください。
家事・育児の分担の方法
まずは大前提として、家事・育児は二人で行うものだということを共通認識として持つことが大切です。
家事・育児の協力
- 相手に対して「いつもありがとう。」との声かけをする。
- できる範囲で家事・育児を積極的にこなす。
「当たり前やろ。」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、この認識を持っていれば、お互いに協力してスムーズに家事・育児ができるはずです。
なお分担のポイントとしては、以下の通りです。
- 家事・育児の全体像を把握する。
- お互いの仕事状況を把握する。
- 家事・育児の得意・不得意分野を洗い出す。
- スリム化できる家事・育児はないか検討する。
- お互いの認識を統一する。
- 分担を決める。
- 相手に言われる前に積極的にやる。
- 業務の効率化により残業などを減らし、家事・育児の時間確保に努める。
- できないからと放置せず、スキルアップに努める。
- 何か気になる点があれば、都度話し合う。
家事・育児の全体像を把握する
はじめに全ての家事・育児を書き出し、全体像を把握しましょう。
これにより、お互いが全ての家事・育児について把握することができます。
家事・育児の負担が少なかった側の方は、「家事・育児にはこんなにもたくさんやることがあるのか。」とビックリすることもあると思います。
お互いの仕事状況を把握する
この作業をやらなくても、既にある程度把握できているかと思いますが、今一度お互いの状況を確認してみてください。
仕事状況の確認方法
- 出勤時間、帰宅時間は何時か?
- 特に忙しい曜日などはないか?
- 確実に定時退社できる日はないか?
これにより、今まで気付いていなかった仕事状況について知ることができるかもしれません。
得意分野・不得意分野を洗い出す
夫婦お互いに得意な家事・育児があれば、その逆もあると思います。
そこで得意分野・不得意分野を洗い出し、分担の参考にしてみてください。
今まで気付けなかったお互いの長所などが分かって、意外と楽しい作業です笑。
スリム化できる家事・育児がないか検討する
検討方法
- マット類を手放して、洗濯物を減らす。
- 食器洗いに食洗機を活用し、手洗いの手間を減らす。
- おもちゃなどは最低限しか持たないようにし、片付けの手間を減らす。
といった具合で、スリム化できる家事・育児がないか検討してみましょう。
少しでもスリム化できれば、家事・育児の負担量を減らすことができますよ。
お互いの認識を統一する
家事・育児の作業ごとに、お互いの認識を統一していきましょう。
統一方法の例
- 妻:燃えるゴミの臭いが気になるので、回収日の度にゴミ出ししたい。
- 夫:ゴミ出しが面倒なので、ゴミ袋がいっぱいになったらゴミ出ししたい。
- 統一認識:臭いの強いものは小袋に入れてからゴミ袋に入れることとし、ゴミ袋がいっぱいになったらゴミ出しする。
重要なのは、お互いが寄り添って統一認識を決めることです。
一方だけが自分の主張を押し通してしまうと、相手側は家事・育児に積極的になれないかもしれません。
分担を決める
ここまでに集めた情報を整理して、お互いの分担を決めましょう。
ここで重要なのは、細部まで徹底的に決めなくてもよいということです。
細部まで決めすぎてしまうと、ちょっとしたことまで気になってしまい、お互いに不満が溜まる可能性があるからです。
主な分担のみ決めておき、あとはお互いに助け合いでこなしていけばいいと考えています。
「ここまでに色々な情報を洗い出したのに、なぜ細部まで決定しないのか?」と疑問になる方もいるかもしれません。
ですが、洗い出しはお互いに情報を共有することが一番の目的であり、細部まで決定することが目的ではないです。
夫婦お互いが「細かいところまで決めておきたい。」という気持ちで一致している場合は、決めてしまえばいいと思います。
相手に言われる前に積極的にこなす
相手から「◯◯がまだできてないから、早くやって。」などと言われてからこなすのではなく、どんどん自発的にこなしていくことが大切です。
相手側からすると、言われてこなしたのと自発的にこなしたのでは、感じ方が大きく変わってきますよね。
普段から積極的にこなしていれば、何かミスをしたとしても、相手は「いつも頑張ってくれているから、ミスしても仕方ない。」といった気持ちになってくれると思います。
いつかやらなければいけないことならば、さっさとこなしてしまいましょう。
気付いた時にすぐにやってしまった方が、後々が楽だと思います。
業務効率化により家事・育児の時間確保に努める
仕事が忙しく、どうしても家事・育児に時間を取れない場合、業務効率化により業務時間を短くできないか検討してみてください。
私自身の経験として、徹底的に業務効率化を図った結果、残業を大幅に減らす事ができました。
業務効率化については以下の記事で紹介していますので、よければ参考にしてみてください。
できないことはスキルアップに努める
家事・育児を分担しても、スキルがないと上手くできないと思います。
最初はできなくて当然なので、少しずつでもスキルアップに努めることが大切です。
スキルアップしていけば、家事・育児の質向上や作業時間の短縮につながり、家事・育児をこなすのがどんどん楽になっていきますよ。
料理のスキルアップについて以下の記事で紹介していますので、よければ参考にしてみてください。
気になる点は都度話し合う
分担を決め日々を過ごしていく中で、気になる点が出てきたら早めに相談することをオススメします。
気になる点があるのにそのままにしておくと、それが積み重なり、いつか喧嘩になるかもしれません。
相談の際は、「◯◯について気になることがあるんやけど、ちょっと話してもいい?」といった形で、相手が嫌な気持ちにならないように冷静に話すことが大切です。
分担割合はどうする?
分担を決めるにあたって、分担割合をどうするかが焦点になると思います。
理想は夫婦で1:1だと思っていますが、お互いの仕事の状況などに応じて割合を変えていけば問題ありません。
ただ注意すべきなのは、仕事が忙しいから家事・育児をしなくていいわけではないということです。
あくまで家事・育児は夫婦二人でやるものですので、家事・育児に費やす時間がないのであれば、相手側に対し「いつもありがとう。」の声かけや、隙間時間で少しでも家事・育児をこなす意識を持つことが大切です。
まとめ
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!当記事をまとめます。
- お互いの認識に食い違いがある。
- 仕事が忙しい。
- 家事・育児のスキル不足。
- 日々の小さな不満が積み重なっている。
- 家事・育児の全体像を把握する。
- お互いの仕事状況を把握する。
- 家事・育児の得意・不得意分野を洗い出す。
- スリム化できる家事・育児はないか検討する。
- お互いの認識を統一する。
- 分担を決める。
- 相手に言われる前に積極的にやる。
- 業務の効率化により残業などを減らし、家事・育児の時間確保に努める。
- できないからと放置せず、スキルアップに努める。
- 何か気になる点があれば、都度話し合う。
- 理想は夫婦で5:5。
- お互いの仕事の状況などに応じて、割合を変えていけばいい。
- 仕事が忙しいから家事・育児をしなくていいわけではない。
- あくまで家事・育児は二人でやるもの。
- 家事・育児に費やす時間がないのであれば、相手側に対し「いつもありがとう。」の声かけや、隙間時間で少しでも家事・育児をこなす意識を持つことが大切。
この記事が、家事・育児の分担の参考になれば嬉しいです!